ロビン＆マリアン

　『主人が亡くなった者同士で　旅を楽しんでいるのよ！』

　後ろの方で話しているのが　でかい声なので筒抜けだ。

　

　『では、お淋しいですね～』　と気の毒そうな声の応対・・

　『いえ　いえ、　主人には悪いけど　

　こんな楽しい旅が　何の気遣いもいらない友人とできて幸せです。』・・・と

　一瞬、気まずい雰囲気が漂って・・沈黙




　慌てて『主人の　(亡くなった・・保険金の)　お陰ですが～』と答えるも

　ますます、気まずいのでは・・とはらはらするのをよそに

　けたたましい　おばあ～たりあん(７０代～８０代)の笑い声でその会話は終わった。　



　紀元前５２００年から　人が住んでいた地といわれている

　マルタ島の　ラ・バレッタ

　一年通して　温暖な気候～

　住んでみたいと思わせるこの素敵な町で　


　この広い世界で　出逢った　たった一人の人と

　愛を確かめあえるとしたら

　この上ない　幸せにちがいない！


　では～