ロビン＆マリアン

　　先日　TV　で拝見したのですが

　　１０月４日に１００歳の誕生日を迎えられた

　　現役の聖路加病院の医師

　　日野原重明先生の　「生き方」　に　少し触れる事ができました。

　　地下鉄サリン事件の時、多くの被害者を受け入れ尽力なさった医師です。



　　ほんの、ほんの一部ですが

　　音のない音に耳を澄まし～患者の痛みを分かち合いたい・・・。


　　ふやすなら、微笑みの皺(しわ)を～。


　　そして、許すという生き方～。　・・・　のような言葉が印象に残りました。
　

　　先生のあらたな目標は　

　　～今、与えられた命を　どう使うか～

　　『１１０歳まで　人のために生きる　』　　と穏やかに話されました。


　　私どもはまだまだ　鼻たれ小僧　これからだな　と

　　力をいただきました。




　　そんな事を思いながら一方では

　　TVの中に癌に侵された６２歳の男性が

　　厳しい　命のエンドの現実に直面している姿が映っていました。

　　その方は日野原先生に両手を合わせて拝んでいました。

　　天命を覚悟し、　

　　最後まで、感謝の気持ちを伝える穏やかな笑顔でした。



　
　　今、私の尊敬する方がまさに病魔に侵され

　　天命を受け止め

　　現実をしっかり見つめておられます。

　　自分に厳し過ぎるくらい厳しく

　　決して生き方上手ではなかったけれど

　　慎ましく、質素に、温かい家庭を築いてこられた人生の先輩です。

　　しっかりと、自分の信念の通り生きてこられました。

　　私の生き方に多大な影響を与えたと言っても過言ではありません。

　　公私共に大変お世話になっており　とても、平静ではおれません。


　　残された時間を　納得いくまでご家族と過ごされん事を　願っております。

　　私は時々　見舞うだけしかできませんが、

　　その方の微笑から　「生き方｣　という事を　深く考えさせられています。




　　家に居ても　何をしていても　つらくて仕方がありません。

　　庭に蒔いた種が芽吹き　薔薇の蕾が膨らむのに触れながらも

　　自分は　今　ここに　生かされているんだな　　と感じています。